今回はミニのベルト交換とテールレンズの点灯不良をご紹介します。
型によって若干仕様が変わります。
ベルトの交換ですが、手前のメインのテンショナーのほかにもうひとつベルトが外れないように支えているテンショナーがある仕様です。
手前のテンショナーはすぐ見えますがとにかく堅い上に振り幅が取れないですが、短くて大きめのモンキーレンチとメガネレンチで回すことができます。
テンショナーを緩めた状態でピンを押し込みます。
そしてタイヤとインナーフェンダーを外すとベルトが見えますが、すごいヒビ割れです。
これがリヤ側のテンショナーです。
テンショナーというよりはベルトがズレたりするのを抑えるような役目なのでしょうか。
ピンを手で引く事により下に下がりベルトを外す事ができます。
取り外してみると改めてかなり痛んでおりましたので切れる前に交換することができてよかったです。
テールレンズは片側のブレーキランプが点灯しません。
裏からバルブを取り外そうとしたところ、嫌な手触りです。
固くて回せません。
レンズごと外して点検します。
取り外しは樹脂のヘラで傷をつけないように枠から外していきます。
ボディ側にヘラを差し込むのは傷、凹みの原因となりますのでやめたほうがよさそうです。
枠が外れるとトルクスのビスで止まっているだけですので、緩めて取り外します。
やはり原因はレンズ側が溶けている事でした。
欧州車はこの現象がとてもよく起きます。
基盤に直接ソケットに取り付けたバルブを差し込んで回すタイプはアース不良や接触不良などで熱を持ち溶けます。
バルブソケット側なら簡単に交換できますがレンズ側はそうはいかないですよね。
今回は運良くテールレンズの交換には至らず、各所の微調整やグリスアップなどで点灯しました。
この後も度々同じ症状が出るようならレンズの交換が必要になるかもしれません。
当店はできるだけお客様のご要望に添えるよう努めておりますので、お気軽にご相談くださいませ。