カイエン958が修理で入荷いたしました。
内容はクーラントが吹いたとの事ですが、いくら探しても漏れている箇所が見えません。
工具で圧をかけるとポタポタとクーラントが垂れてきますが、それでも漏れている箇所を目視する事ができません。
目星はつきましたので相談をし、エンジンをバラして確認します。
エアクリーナーのパイプを外してある状態ですが、今回漏れていると思われる箇所はこの正面のインテークマニホールドを外した下にあります。
ここに来るまでにすでにかなりの数の部品、コネクター、ホースなどを取り外しています。
スロットルボディを外し、インテークマニホールドを外します。
ここを外すといよいよ問題の漏れ箇所が見えてきます。
クーラントが見えます、やはりエンジンのVバンクの中で漏れが発生していました。
これでは漏れ箇所が見えるはずありませんね。
こちらの細い樹脂製のパイプの付け根が割れていました。
部品が到着しましたので交換しました。
交換はインジェクターのデリバリーパイプを外して行います。
燃焼室やパイプ内にゴミなどが入らないようよく清掃してから作業します。
無事交換が終了しました。
圧をかけて漏れのチェックをしたら、外した部品を元に戻します。
クーラントを補充し、エンジンをかけエア抜きと再度漏れ確認を行なって作業終了です。
こう言った普段見えないところに樹脂製パーツを使ってるクルマは意外と多いです、クーラントのタンクが減るなど早めに対処がオススメです。
是非お気軽にお問い合わせ下さいませ。