カイエンのスターター交換をご紹介します。
今回はエンジンがまだかけられる状態でご来店いただけました。
完全に動かなくなると大変なので是非皆様もお早めに点検、交換がおすすめです。
ではさっそくスターターを外すためにエンジンをバラしていきます。
スターターはエンジンのVバンクの中にあるため、見えている部品をどんどん外していきます。
色々取り外してやっとインテークマニホールドを取り外せるところまできました。
これを取り外すといよいよスターターが見えてきます。
カイエンはクーラントがVバンク内で漏れることもあります。
いよいよスターターを外していく段階ですので、バッテリーのマイナス端子を取り外しておきます。
燃料のデリバリーパイプを取り外します。
クーラントの細いパイプは外してずらしておきます。
ウォーターポンプ裏からのメインの太いパイプは取り外す事なくスターターを取り出すことができます。
スターターのボルトはかなり奥にありますのがなんとか取り外します。
スターターを取り外した後の状態です。
やはり過去にクーラントが漏れて乾いた後があります。
こちらが取り外したスターターです。
完全に重くなっていますね。
あとは逆の手順で取りつけていきます。
スターターを知恵の輪のイメージで隙間から入れながらB端子を取り付けます。
スターターの取り付けボルトは締めづらいですが、なんとか締め付けていきます。
パイプ類を戻しました。
あとは逆の手順で戻し、エンジンのかかり具合を確認します。
クーラントのエア抜きを行い、バッテリー外し後の学習やエラーリセットを行い作業終了です。
スターターの不具合は完全に動かなくなると、レッカー入庫が必須になりますのでとても大変です。
特にカイエンなどの大型の欧州車は前兆としてエンジンをかける時にセルが異常に重くなります。
バッテリーを疑い、バッテリーを充電しても変わらない場合はスターターが重くなっていることを疑う事になります。
その時点で交換がおすすめです。
近いうちに動かなくなりますので是非お気軽にお問い合わせ下さいませ。