今回はカイエン９５８のオプション装備のリヤサイドガラスの電動ブラインドモーターを交換しましたのでご紹いたします。
電動のサイドブラインドが異音と共に動きがおかしく、閉じても閉じ切らず蓋が少し開いています。
部品もそこそこの価格なのでそれなら交換はしなくてもいい、となりそうなものですが。
電動ブラインドが閉まりきらないためパワーウインドウが全く動きません。電気的にロックされていると思われます。
こちらは当店の仕入れた在庫車両のため修理して販売させて頂きます。
スキャンツールを使用し、ガラスを強制的に下げます。
サイドブラインドの裏のロッドを外します、かなり固いので不安になりますが思い切って引き抜きます。
後は通常通りドアパネルを外します。
ドアパネルを上に浮かしながらブラインドのロッドなどを交わしながら外します。
パネルが外れました。
ブラインドモーターはレギュレーターなどが固定されている黒いパネルに裏からも固定されているのでドアのほかの作業同様ガラスを外しレギュレーターごとパネルを外す必要があります。
ロッドをモーター側からも引き抜いて取り外しておきます。
パワーウインドウのモーターを外しガラスを手で動かしサービスホーにボルトが見える位置に動かします。
ボルトを逆回しするとガラスが外れるので外してドアの上に落ちてこないよう固定します。
ガラスは裏からボルトで止められているので逆回しです、あと緩め過ぎずガラスが外れるギリギリにしておいたほうが良いです。
ガラスを外しレギュレーターを一番下に下げ、ドアロックアクチュエーターの固定を外したらいよいよパネルを外します。
このサービスホールからレギュレーターのボルトを外します。
パネルを止めている樹脂のロックを全て外し、今回はブラインドモーターの交換だけなのでモーターの本体のボルトも外しておきます。
モーターは本体と裏でロッドのサポート部が止められているのでこれを外すとやっとモーターを取り出すことができます。
後は交換後もとに戻しテスターを使用しエラーの消去、パワーウインドウの学習などを行います。
窓が閉まった後にブラインドが閉まるか、ブラインドが開いた後に窓がちゃんと開くか確認をして作業終了です。
お困りのことがありましたら是非お気軽にお問合せくださいませ。